1月17日(月)らぁめんほりうちのちゃーしゅーめんは、麺なしがベストなのではないか。
らぁめんほりうちは新宿と新橋にお店があり、
鶏ガラと豚骨をベースにした昭和時代のあっさり醤油味のスープに、
ちゅるちゅると喉ごしのいい多加水麺を使った老舗の東京ラーメンだ。
で、ほりうちの特長はその量にある。
らあめんもつけ麺も普通盛で2人前あるんじゃないかと思うほど
たっぷり麺が入っていて、私は基本的に「麺半分」で注文する。
またちゃーしゅーめんやちゃーざる(つけ麺)のチャーシューも、
普通のラーメン屋の倍は入っているんじゃないかと思うほどの量。
中でもちゃーしゅーめんのチャーシューは、
厚さ2~3cmあるんじゃないかという塊のまんまボンとスープに沈んでいて、
これは麺料理というよりは肉料理といった方が正しいのでは?と思うほど。
何も知らないほりうちビギナーの方がちゃーしゅーめん大盛りを注文し、
そのとんでもない量を目の当たりにして
食べる前から意気消沈する姿を何度も目撃しているほどだ。
10年前くらいから定期的にほりうちに通っていて、
夏はちゃーざる、冬はちゃーしゅーめんを食べるのが楽しみな私だが、
昨年末からちゃーしゅーめん麺なしメンマトッピングにはまっている。
そもそもほりうちには、あの塊チャーシューを食べに行っているようなもので、
麺ももちろんおいしいんだけどチャーシューでお腹いっぱいになってしまうので、
麺も完食すると腹12分目とキャパオーバーしてしまうことがザラなのだ。
そこで、あえて麺なしを注文し、チャーシュースープとして食べると、
これが本当にちょうどいい。
チャーシューを無理せず思う存分食べられるし、
ねぎ、のり、めんまのトッピングたちも脇役としていい味出しているし、
何より麺と絡めるにはちょっと薄めのスープが
「スープ」として飲むと俄然ちょうどいいのだ。
心が疲れている時、沁みるチャーシュースープ。
麺なしコールをして、
「え、麺なし?」
「はい、麺なしで」
「麺なしでいいの?」
「麺なしで大丈夫です」
「(店内でコソコソと)麺なしで言いそうです」
という麺なしコールに心が耐えられる人には、ぜひおすすめしたい逸品です。