2月7日(月)ジオラママップ
キャノンSギャラリーでやっている西野壮平展を見てきた。
西野壮平さんはちょっと変わった写真家で、
膨大な数の写真の細切れをつなぎ合わせて、
「ジオラママップ」と呼ばれる大きな「絵」を作り出す作家のような方だ。
高さ3m?くらいある大きな写真の集合体は、
離れてみると一枚の壮大な絵のように見えるし、
近寄ってみると人の顔や看板などが1枚1枚に写っている。
今回の目玉の富士山をモチーフにした大きな「写真」は、
どこか日本の絵画のようにも見えるのだけど、
近寄ってみるとコロナ禍の現代を写し出している。
物理的な遠近感と時代の時間感がぐちゃっとして、
不思議な感覚になれる素敵な「写真」だと感じた。