2月14日(月)嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか
『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』を読んだ。
とてもおもしろかった。
野球について昔あった感情論や根性論ではなく超合理的、
50年間日本一になったことない球団が勝つために監督として何をすべきかを徹底し、
人間性を削ぎ落として冷徹になった結果、結果を出した末に起こったこと、
「嫌われた監督」に触れることで選手や職員の何が変わったか、などなど。
なんだか落合さんは、織田信長みたいだなと思った。
合理性を追求し、日本を制するところも似ている。
(厳密にいうと信長は制していないけど)
それまでの慣習や慣例を無視するところも、
その人にしか見えない何かがあることもきっと同じなんだろう。
そしてきっと、勝つことでしか仲間を守れないことも知っていて、
だからこそ厳しく接する一方、きっと人間臭いところも。
上司だったら逃げ出したくなるほど怖かったんだろうな。
きっと自分なら逃げ出している。
今、落合さんと、当時の選手は一緒に酒を飲んだりするのだろうか。
飲んで、昔話とかするのか。きっとしないか。