3月17日(木)おもしろいTVCMが見たい。
今日の日記は単なるメモです。
今の時代、広告代理店は大変だろうなと思う。
「ブランディング」の一辺倒ではクライアントはパートナーに選ばないだろう。
広告=投資と捉えたときに、コンビニ商材ならば、
コンビニの棚に並ぶことがそのまま売れることになるので、
コンビニでの商談会で選ばれるために、
TVCMを大量のGRPを投下して出稿するという選択になるんだろう。
でも、そうじゃないとき、アマゾンや楽天で買うのだろうから、
TVCM一辺倒よりもデジタル広告の方がきっと投資効率がいいだろう。
ただ、デジタル広告クリエイティブは、ダサい場合が多い。
商品がダサいと思われたくはない。
だけど、かっこつけたクリエイティブだけど、効果が悪いなんてことはザラにある。
広告臭がちょっとでもした時点で、視聴者はデジタル広告をスキップする。
このあたりの、イメージを落とさず、しっかり反応してもらえる、
ダサくないけど効果のよいデジタル広告クリエイティブって、
重宝されるんだろうな。
一方、TVCMやIMCやマス広告やブランディングしかやっていない、
総合広告代理店クリエイティブは、きっとこういうことについて、
何を言ってるかきっとわからない気がする。
CPIとかCPMとかCTRとかLTVとかARPPUとかとかとかとか。
別にわからなくていい。わかる必要もないし。
その上でひとつ思うのは、
TVCMは大規模な予算をかけた認知施策でしかなく、
細かいことなんて伝わらず、雰囲気を覚えてもらうくらいのことなんだから、
おもしろいとか、かっこいいとか、泣けるとか、笑えるとか、美しいとか、
なるほど!とか、何かの印象に特化したCMを見たいと思う。
全国規模のTVCMは投資額が多いため承認者も多くなる。
その終身雇用の責任者たちが、責任を負わされたくないので、
保険に保険をかけてつまらなくしていくのが国内企業の宿命。
おもしろいCMを見たい、なんて無邪気な想いは叶わないんだろうけど。
フジテレビがいるよ、とか、心に響くCMがやっぱり見たい。