3月4日(金)BBQで何もしない人を無闇に攻めてはいけない。
友人の友人が集まり、
知らない人が半分を占めるBBQ。
あれはあんまり得意じゃない。
そもそも、なんであんな微妙な空気になるBBQをみんながやりたいのか。
やりたいのは大きい顔ができる主催だけじゃないのか。
本当にみんな楽しいのかな、あれ。
まあ、最近はご時世でそういうBBQもなくなったからいいけど。
BBQで一番怖いこと。それは手持ち無沙汰だと思う。
「あの人、さっきから何もしていないね…」
「お酒飲んでばかりで肉食べる気だよあいつ」
という目で見られないために、
参加者は何かしらの「仕事」を見つける。
炭に火をつける。
タープを立てる。
食材を洗う。
食材を切る。
鉄板を洗う。
お酒を冷やす。
スイカを川に冷やしにいく。
誰かが連れてきた子供と遊ぶ。
足りない食材を買いに行く。
「何か手伝おうか?」とスタンバイする。
簡単にできて、時間がある程度潰せて、やってる感が出る仕事は人気だ。
食材系に、人が群がるだろう。
BBQに慣れている人は、火を付ける、タープを立てるなど、
ある程度の知識がないとできないことに逃げられる。
そこで、あえて何もしないという気が使える人を、私は見逃さない。
自分がやることで誰かの仕事を奪ってしまうことを理解し、
お酒だけ飲んでる「無能なピエロ」を演じることの価値よ。
これができる人は、そもそも気配り目配りができる人なので、
人手が足りなければその場へ行きサポートする。
本当に気を遣えるというのは、
何もしないと選択をあえて選ぶこともあるのだ。
まあ私は、そういうBBQに10年以上呼ばれていないのだが。